AWS Summit 2015 - Day1 - デベロッパーが切り拓く、次の時代
プラットフォームの変遷
- 5年スパンぐらいで、なにか起きている感じ
- また今年辺り、なにか新しいムーブメントが来るのでは
テーマ1: 外部環境が変わる中で、変わったこと、変わらなかったこと
変化の最初の頃ってわからない
- EC2が最初話に上がった時、凄さがわからなかった
- iPhoneで、最初誰がネットするんだって感じだった
今クラウド全盛だが、5年後ぐらいには違うことが起こっている
その時はやっているものに安住しないようにする
一番変わったことはなんですか?
変わらない所
やってる時はシンプルなのは不安だし厳しい
- 色々やってると、もっとしっかりした仕様が必要では?と迷うことも
- ただ、実際にはUnixの哲学のようなものが勝つ
テーマ2: 技術を取捨選択した際の大原則・考え方は?
オープンな方を選択してきた
- それが正解かはわからない
テーマを否定するようだが、技術は手段でしか無い
- 技術選択の善し悪しによって、キャリアを築いてくという考え方自体が危うい
- OSSはコミュニティとしてやっていく、というトレンドだからそうしただけ
- それは単純に流儀に乗っただけ
問題を設定して、それを解決するための技術を選択する、というのがあり方
- 選択するのは結構怖くて、ブログに書いて一晩たったらなんかあれれ?ということもある
- メインストリームからみて「おもちゃ」と言われるようなモノを選んでやってったところはある
課題が先にあるか?それとも、おもちゃとして触ってみる感じが強いか?
- やはり課題ベースで触ることが強い
- 興味ベースで触ることもあるが、今やっている仕事の中で何かしら課題が前提としてあるからやってる
- なんの課題もなく触ることはない
自分で問題設定を生み出せる人なんて起業しちゃえばいい、という気持ち(おおばさん)
- 会社にいるのは、問題が常に降ってくるから
技術から出発する、というのは非常に危険だと思っている(伊藤さん)
- この技術ではここまでしかできない、という制限が発生してイノベーションは起きない
- たとえば、デザイナーが先にプロダクトをデザインして、無茶なものを試行錯誤しながら何とかすると素晴らしい物が出来る、ということもある
世の中の大発明みたいなものは、好奇心から生まれるということもある
- 電気とか。最初は皆どうしていいかわからない
- ただ、僕らがやってるのはビジネス。そこは違う
これからの外部環境の変化を、どう迎え撃てばいいか?
- 個人としてどうすればいいか?
チームとしてどうするか?
マネジメントの話(伊藤さん)
- スタートアップだと、曖昧さに対する耐性が高いか低いか、というのが重要になる
- 最初にもやっとしたものを渡されて、徐々に形を作っていく
- モヤモヤした中を皆で突き進んで作っていく
- いい感じのPMがこっちだ!といって引っ張っていってくれるわけではない
- そういう状態でも進めていける人と一緒だと、やりやすい
そもそも変化を受け入れられる、という事が前提(大場さん)
- 開発にかぎらずビジネスを考える
- 開発部門、というかたちで区切ってしまったら、全員がビジネスのゴールを見るのが難しくなってしまった。
- そのため、企画とエンジニアの枠組みを切り離し、各チームにばら撒くようにしてみた
ビジネスのゴールでも、やはり同じ話で、責任を区切るべきではない
- そうやってエンジニアだから、という責任境界を区切らずに、モヤモヤした中でやることを見つけていける力が必要
いちデベロッパーとしてはどうか?
- 年齢の問題もあるが。。。
- 新しいテクノロジーが出てきた時に、一つにフォーカスしていくのは危うい
- 新しいテクノロジーを牽引していくのは、やはり若い人のやること
まとめ
- 最後に一言
- 業界狭いので、その時時に全力でやってくしかないのでは(大場さん)
- 転職を一番最初に意識したのは、「我々データセンターのプロなんだから、本屋(Amazon)なんかに負けるな」という上司の言葉
- 鼓舞したかったんだろうが、現実が見えてない
- 現実を把握して、その状況を見てやっていく
- 転職を一番最初に意識したのは、「我々データセンターのプロなんだから、本屋(Amazon)なんかに負けるな」という上司の言葉
- 正解がわからないから、いろんな人の話を聞きたくて皆カンファレンスに来てるのだろうが。。。(伊藤さん)
- そんなのはこっちもわからない
- 正解はわからなくていいんだけど、先行ってるのがどれくらいのポジションで、自分がどんな位置にいるのか
- トップと自分とのギャップを把握するのは大事
- 業界狭いので、その時時に全力でやってくしかないのでは(大場さん)