絶品ゆどうふのタレ

ふと気づいたことを綴るだけのメモ

PHPカンファレンス2011を開催してきました。

ということで、昨日9/10(土)に、PHPカンファレンス2011を開催してきました。
今年も、昨年に引き続き実行委員長として、カンファレンスの全体進行管理)をとり行わせていただきました。


ご来場していただいた参加者の皆さま、Ustでご覧頂いていた皆さま、カンファレンスを支えてくれた委員・スタッフの皆さん、カンファレンスを盛り上げていただいて、本当にありがとうございましたm(_ _)m


普段はあまりカンファレンスのことなどに言及することもないのですが、
たまには開催側として目指したこととか、裏話っぽいことでも書いてみようかと思い立って、記事にしてみました。

今年のカンファレンスで目指していたこと

今年のカンファレンスでは、委員としては対外的なものと内部的なもの、2つの目標を掲げていました。


1つ目は技術者向けイベントの原点に立ち返って、エンジニアにとって楽しい話題を多く提供すること。
2つ目は実行委員として省力運用体制を作ることです。


ここ数年、PHPカンファレンスではビジネスデイという日を設け、エンジニアイベントで敬遠されがちだった「ビジネスとして見たときの技術」という視点でのセッションを取り扱ってきました。
当時まだ技術イベントでピックアップされることの少なかった、ソーシャル関連の話題を積極的に取り込むことができ、有意義な試みだったと思っています。

と同時に、エッジの効いたセッション数が減少していたり、2日間分の話題の選定にも悩みを抱えていました。*1


そこで今回のカンファレンスでは、開催日を1日とする代わり、3トラックの会場を用意して内容も大量に公募で埋めるというスタイルにチャレンジしてみました。

企画当初はうまく集まらなかった場合の事も心配していたのですが、大変バラエティに富んだ発表が集まり、結果として楽しいイベントにできたのではないかと思います。


また、内部的な話ではありますが、省力化についても流れを作るために尽力してきました。
毎年多くのものが使い捨てになる傾向があったものを、昨年と今年でいくつかコアになる資料を使い回せる形で作成・集約することができました。

まだまだ改善の余地はあるものの、一定の成果を得られたと思っています。

今年あったトラブルとか。

面白い発表をいっぱい集めることができた一方、同時になかなか悩ましい問題にもぶち当ったりしました。
サブセッションの会場が狭すぎて、会場前に入れない人の列が半端ないことになる、という状態になってしまったのです。。。


元々、会場としてお借りしていたPiOは借りられる部屋のサイズにわりと開きがあり、メインに用意した会場が400人オーバー入る一方、他に借りた2つの会場が80人強・60人強のサイズでした。

例年はその差で問題になることもほとんどなかったのですが、今年は消防法等のこともあって立ち見を禁止したことや、公募で集めたせいもあってかサブ会場にもメインを張れるレベルの魅力的な発表が並び、想像以上に人があふれてしまいました。


正直、セッション毎に応募をかけとけばよかったなぁ、とだいぶ後悔したり。。。


ともあれ、これは何とかしなければ!ということで、急遽、スタッフの控室として確保していた40人程度の会議室をパブリックビューイング会場として開放することを決めました。

その場で会場のPiOの方と交渉してプロジェクターとインターネット回線・音響設備を貸していただいて、特にあふれ方のひどかったセッションの内容をUstで流すように設置を行いました。


本当は、もう1つの会場の受け皿になる部屋も用意したくて、会場に空き部屋がないか交渉したのですが、そこまではさすがに確保できず、ちょっと悔しかったです。
入りきれなかったりして聞きたいセッションが聞けなかった方々には、本当に申し訳ない限りです。


それにしても、事前に予定のなかった機材や設備を高速で用意してくださったPiOの柔軟な対応は本当に素晴らしかったです。PiO++


また余談ですが、長時間行列を作ってしまうと会場施設の他の利用者の方に迷惑になってしまうため、行列は5分前から・・・という制限を設けざるをえませんでした*2

そのため、列ができるたびに参加者の方に説明して、行列を解散させることになったのですが、これはとても心苦しかったです。
この心折れそうな作業にも当たってくれたスタッフのみなさんも、本当にご苦労様でした。

最後に

なにはともあれ、多くの人に支えられて、今年もPHPカンファレンスいいイベントにできたと思います。
みなさん、本当にありがとうございました。


これからもPHPカンファレンスをよろしくお願いいたしますm(_ _)m

P.S.

ちなみに、実行委員長にもかかわらず、懇親会のプレゼント抽選じゃんけんで、本気モードでジャンケンに買ってオライリーHadoop本をいただいてきてしまいましたwww


空気読めなくてすいませんwΣ(ノ∀`)
ありがとうございますw

*1:昨年は、幸いにもRasmusが来日してくれるという素晴らしい機会が得られたため、トータル的にはよくなっていたのですが。

*2:行列ができていた会場の並びの部屋にも、別の利用者の方々がいたりしたのです。